Palo Alto Networks PAシリーズラインナップ一覧
従来型ファイアウォールを補完し、L7レベルでのアプリケーション可視化と制御を実現する次世代型ファイアウォール
Palo Alto Networks社のPAシリーズは、従来型ファイアウォールでは解決できなかったネットワーク上のアプリケーションを識別できます。 アプリケーションレイヤ(L7)で管理することによってネットワークの「可視化」「検閲」「コントロール」ができるようになります。
概要
Palo Alto Networksが提供するPAシリーズは、従来型のファイアウォールでは解決できなかった、ネットワーク上で利用されているアプリケーションの可視化、及びポリシー制御ができるアプリケーション制御ファイアウォールです。 これにより、アプリケーションを誰が、どこで、どのように使用しているかを把握できるため、本来あるべきネットワーク全体の管理/制御が可能です。 また、独自のアーキテクチャにより、Threat Prevention(= UTMと同等機能)使用時も高性能ソリューションを実現します。時代の流れに合わせて、アプリケーション技術の進化に対応するPA製品は、従来より一つ上のセキュリティソリューションをお客様に提供いたします。
従来型ファイアウォール(FW)と次世代型ファイアウォール(FW)の違い
特徴
- アプリケーションの可視化
- ポート、プロトコル、SSL暗号化および偽装による通信に関らずリアルタイムなアプリケーションの識別が可能。
- アプリケーション制御
- 企業で利用されているアプリケーションを正確に把握することで、L7における社内外からの不正侵入防御を可能にし、従来型ファイアウォールを補完することで、セキュアな環境構築が可能。
- 高性能ソリューション
- データと制御(管理)機能をハードウェアベースで分けて、複数のCPU、及び独自エンジン(FlashMatchエンジン)搭載により、最大で10GbpsのFW / 5GbpsのThreat Prevention(= UTM)パフォーマンスを実現。
- ネットワーク環境の拡張性
- 最大24ポートを兼ね備えたPA製品は、複数のレイヤー設定(L1, L2, L3, タップモード)を同時に行えることで、フレキシブルなネットワーク環境をPA製品1台で構築可能。
- 中規模~大規模レンジのラインナップ
- PA-2020、2050、4020、4050、4060シリーズを、ご要望規模に合わせて選択可能。
機能
アプリ識別機能
- Application Identification (App-ID)
- ポート、プロトコル、SSL暗号化に関らずアプリケーションの識別が可能 (700アプリ以上[2008/9/4時点])
- SSL Decryption(復号化)
- 暗号化されたトラフィックをPA製品で復号化し、アプリケーションを識別。識別後は再度暗号化を実施。
- User Identification (User-ID)
- Active Directoryとの透過的な連携により、アプリユーザの識別が可能
- Content Identification (Content-ID)
- 様々なセキュリティ脅威、URL、ファイルに対するコンテンツの検査が可能
- アプリケーション可視化
- 上記の識別技術を駆使し、リアルタイムにアプリケーションの利用状況を把握可能
セキュリティ機能
- FlashMatchエンジン
- 独自エンジン搭載により、IPS(脆弱性検知)、アンチウィルス、アンチスパイウェア機能を実現
- Webフィルタリング
- 業界トップのSurfControl社のデータベースを採用し、54カテゴリに渡る2000万個のデータベースを元に独自エンジンで制御が可能
- ファイルブロッキング
- MIMEタイプや拡張子によるファイルのアップロード/ダウンロード抑止制御が可能
その他機能
- VPN
- ルートベースのサイト間VPNを構築可能、OSPFやRIPに対応
- 冗長化
- アクティブ/パッシブ(A/P)の冗長構成を構築可能
- レポーティング
- 多数の統計情報やグラフ/表をカスタマイズし、PDFやEメールで出力可能なレポーティング機能を搭載
Palo Alto Networks PAシリーズ
Palo Alto Networks PAシリーズ基本保守(必須)
Palo Alto Networks PAシリーズ 各種ライセンス
Threat preventionライセンス
アンチウイルス、スパイウェア、侵入検知防御が利用可能。いわゆるUTM機能(Webフィルタリングを除く)を有効にするために必要なライセンスです。
URL Filteringライセンス
Webフィルタリング機能を有効にするために必要なライセンスです。
Panoramaライセンス
PA製品25台用の集中管理機能をご利用いただくだめに、必要ならライセンスです。
このライセンスは、一つ購入していただければ管理が可能となります。(機器毎の購入は不要)